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薄煕来事件で揺れ動く解放軍 太子党に未来はあるか

2012年05月02日

 

新唐人日本201253日付ニュース】 薄煕来更迭後、解放軍の動向に空前の緊迫感を感じた共産党上層部は、「解放軍報」、「人民日報」などのメディアを利用して、解放軍の党への服従を呼びかけ ています。一方、解放軍委員会副主席の徐才厚と郭伯雄も各地の部隊を視察し、胡錦涛主席への忠誠を強調。最近の一連の動きは、林彪事件当時に酷似している と言われています。
 
425、中国国営メディア「新華社」は、中央軍委員会徐才厚副主席が河北省の解放軍部隊を視察した際、胡主席の決定に対する徹底的な貫徹を再度強調したと報道。
 
もう一人の副主席・郭伯雄も総後勤部の廖錫竜部長と総装備部の常万全部長の同伴の下、北京の軍関係の大学を視察した際、同じ事を強調したそうです。
 
また、情報によると、共産党軍委員会は解放軍の各軍区に、中央政府の薄煕来に対する処理決定を支持する明確な態度表明を要求し、軍委員会胡錦涛主席をはじめとする党中央の下に団結するよう呼びかけたそうです。
 
天安門事件後海外に亡命した学生リーダー・封従徳さんは、共産党は従来から世論を独占する「ペン」と、暴力を使用する「銃」を強調し、常にブラックボックスの中で作業していても、解放軍内部に大きな問題が生じているのが見て取れると示します。
 
天安門事件学生リーダー 封従徳さん
「中 共の公開資料から読み取ると、公に何かを強調している場合、そこに問題が生じているのです。たとえば、今 安定と団結を強調していますが、すでに問題が生じている事を意味し、軍の中央への服従を強調するのは軍の一部がすでに、中央と一致を保たなくなったことを 意味します」
 
最近ネット上では、軍内部の複数の太子党が薄煕来事件の影響を受けているとうわさされています。
 
文化大革命の時、多くの共産党幹部の子弟らが解放軍に入り、彼らが軍内部の太子党になっています。情報によると、軍委員会入りが有望視されていた総後勤部政治委員会の劉源、第二砲兵部隊政治委員会の張海陽、総参謀部の常務副総参謀長の章沁生、瀋陽軍区司令員張又侠などの太子党は、薄煕来と密接な関係があったため、その前途が危ぶまれています。
 
劉源の父親は元国家主席の劉少奇で、張海陽の父親は元中央軍委員会副主席・張震。張又侠の父親は開国上将の張宗遜です。
 
評論家 韓武さん
「薄煕来が代表しているのは彼一人ではなく、太子党全体またはその大部分の態度を代表しています。胡錦涛と温家宝を『暫定政府』とみなしているのです。二人とも庶民出身なので、太子党の親らが勝ち取った国にとって、二人は『暫定政府』にすぎないのです」
 
一方、元国家主席・李先念の娘婿で、国防大学の政治委員会劉亜洲中将は最近、雑誌「求是」に寄稿し、解放軍は無条件に党の指揮に服従し、党中央、中央軍委員会および胡主席の指揮に厳しく従うべきだと強調。海軍政治委員会の劉暁江も似たような文章を発表し、薄煕来との関わりを断ち切ろうとしています。
 
薄煕来事件によって、軍内部の太子党にも分裂が生じているようです。
 
評論家 韓武さん
「胡・温が今回高い調子で薄煕来を処理し、軍内部の薄煕来支持者を全部入れ替え、政治局常務委員周永康を下ろして、第18回党大会前に処理する。これは中共のここ20数年の歴史ではなかった事です」
 
一方、海外の中国語メディアは、江沢民が自ら第18回党大会の軍委員会の人選に関与し、胡錦涛主席は引退を迫られるとの情報を流しています。
 
共産党軍委員会の副主席二人および軍委員会委員8人のうち、5人は引退の年齢になり、軍委員会は秋の第18回党大会で20年来の大規模人事異動に直面しています。
 
一方、植物人間状態の江沢民が持ち出されたことや、軍の指導部が至る所で団結を呼びかけるなどから、軍内部の揺れ動きが伺えます。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 

 

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